印象派事件簿

2015.06.21 Sunday

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    幸運なことに生後55年、今まで事件や警察、緊急車両のお世話になったことはない。
    あるとしたら小学校の頃、自宅兼工場が火事になった時くらいだ。
    先日、外出をしていた時に事務所から電話が入った。
    「GYさんが気分が悪いということで、救急車を呼んでくれと言ってます」
    「どうした?」
    「呼吸が苦しく、手足が痺れているらしいです」
    「手配はした?」
    「今、呼んでいるところです」
    スタッフの声に緊急性を感じなかったので、そんなに逼迫した状況ではないだろうと
    思ったが、急いで事務所へ戻った。
    事務所に近づくと赤い自動車が見える。
    ん?消防車??なんで??
    救急車もいたが、なんで消防車??慌てて間違えて呼んだ???
    野次馬的な人もおり、大騒ぎになりはしないかと心配になる。
    2階に上がると搬出されるところだった。
    「なんで、消防車がいるの?」と、スタッフに聞くと
    「近くにいたので手伝いに来たらしいです」
    「はあ〜、人騒がせな。。。」
    で、肝心のGYくん、意識はあるが弱弱しくなっている。
    「多分、過呼吸だと思うんですよね」と、スタッフ。
    ただ、本人にその経験がなかったらしくパニックになり
    息苦しい→呼吸をたくさん吸う→酸素が入りすぎる→手足が痺れる→もっと息苦しくなる
    という流れらしい。
    運ばれ際にGYくんが
    「平島さん〜、平島さん〜、」
    「大丈夫だからね」
    「すいません〜、死んだらすいません〜」
    と死にそうな声を残して病院へ運ばれた。
    GYくん、過呼吸で死ぬ人はほとんどいないよ〜。

    その後、点滴をうって元気になりそのまま帰宅。
    翌日、元気に出社しておりました。

    未だに、あの言葉が耳に残っており、彼の顔を見るたびに
    蚊の鳴くような声がリフレインされるので困っている。

    知り合いのお客さんから数名電話があり
    「平島さんは元気にしておられますか?」
    スタッフが「いや、普通ですけど」
    「この前、救急車が止まっていたのでひょっとしたら平島さんが、と
    思ってでした」
    確かに、一番救急車に近い男は平島さんです!!

    ご心配ありがとうございました! ふんっ!




    ぼちぼち、東京ネタも在庫が尽きてきそうです。
    今回のN月ちゃんの撮影は午後から夜まで時間を使いましたが
    撮影を始める前になにかテーマを決めておこう、と話して
    「透明な感じの写真がいいです、英語で言うとスケルトン!」
    「あっつ、それで行きましょう。英語で言うとクリア!」
    微妙にかみ合わない会話をしつつ撮影が始まる。
    営業ネタではないので気楽に撮らせてもらい実に楽しい時間でした。

    さだ考

    2015.06.14 Sunday

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      東京へ行って二週間近く経つと早くも記憶と印象が薄れ始め
      何を書きたいと思っていたのか思い出せない。
      そう、FBにも書いていたが二日目の午前中にたまたま開催
      されていた「さだまさしミュージアム」なるものへ千葉県の
      市川市まで出かけた。千葉と言っても江戸川を挟んでいるだけ
      なので都内からたいした距離ではない。なぜ市川でそんな催しが
      行われているのかというと、さだ先生が学生時代からプロに
      なってからしばらくまでは住んでいた街だから。当然、初めて
      訪れる街だったが都内ほどごちゃごちゃしておらず、ちょっと
      のんびりした雰囲気が漂う所だった。いつものように方角だけ
      を確認して適当に歩くとその町の香りがわかる。よほど急がない
      限りは適当に歩いて目的地まで行くことにしている。15分ほど
      歩くと目的地に到着。東京に来て驚くのは意外というほど
      緑が多いことだ。緑と言っても後から整備しました、ような
      ものではなく大きな木が何本も立っているような、林や森みたいな
      緑なのだ。ちょっとした森林浴ができそうな空間をよく見かける。
      「金、持ってんな〜」という感じの余裕を感じる。さて、そんな
      場所を通り抜けこれまた緑に囲まれた庭園が付属している施設。
      入場料を支払い中に入ると当然ながら年上の女性グループが
      おられた。内容はファンでなければどうでもよさそうなもの
      が多く展示されていたが、逆にファンにとっては「へへ〜」と
      いったものが展示されていた。例えばレコード大賞作詞賞の
      賞状とトロフィー、子供のころテレビでいつも見ていたトロフィーが
      目の前にあると思わず拝みたくなる感じだ。あとは説明しても
      ファンでなければ面白くないので省略。。。
      ちょうど自伝的小説「ちゃんぽん食べたか」が出版されそれと同時に
      毎週土曜日にNHKで同名のドラマが放送されている。学生時代の
      話であるが1970年代の日本が透けて見えるので面白い。
      それにしても年譜にもあったのだが借金である。映画製作のための
      借金が28億、利子まで入れて35億。返済期間30年。この話を
      聞くたびに勇気が出る。自分の借金なんか小さすぎて話にもならん。
      でも考え方を変えると返済せねばならぬ!と思えば元気を出さずには
      おれないだろうし、そう考えると借金も必要かなとは思うが
      あ〜、でも、やはり無いに越したことはないかも、、、、

      さだまさしはエライ

      さて、本日の写真は再びN月ちゃんの登場です。
      都会の夕暮れを見るたびに期待感と孤独感を同時に
      感じます。一人暮らしなるものは20歳のころに二年
      くらい大阪で経験はあるが当時は学生と社会人を
      同時にやっており日々を過ごすだけでいっぱいだった。
      日曜日になると誰とも話をせずに一日が終わることが
      よくあった。そんな時の夕暮れは用事もないのに
      人ごみに紛れ込んでいた。そんなことをふと思い出したりする。
       

      It's a CHANCE

      2015.06.09 Tuesday

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        さて、前回にも登場したN月さんのお話。もともと福岡のモデルクラブに
        所属はしていたのだが親の勧めで医療系の専門学校に入りそのまま就職。
        その後、タレントの夢が捨てきれず一念発起し上京した。現在は
        事務所に所属してチャンスを狙っているところだ。苦労話は余り
        聞かないがバイトをしながらの活動はやはり大変だと思うが
        いつ会っても元気である。その元気さがおじさんにはないので
        元気をいつも貰っているので感謝している。そんな彼女が帰省した際に
        友人と会うとよく羨ましがられるらしい。
        「いいよね〜、好きなことをやれて。。。」といった類のことだ。
        それに対して彼女は多少、憤慨する。確かにそれはお門違いの話で
        逆に言うと「よくやるよね〜、好きでもないことを。。。」
        ということだ。そんな人を妬んだような言葉を言うのは
        いろんなリスクを背負ってチャンスを待って頑張っている人には
        失礼であろう。
        先日、好きなことだけして生きていけ、という本を買った。自己啓発的な
        本だが帯のコピーと写真につられて思わず買ってしまった。

        「君にはいやなことを、我慢する時間はない」

        写真は外国の少女がこちらを覗き込んで笑っている写真だ。
        不満足な生活を続けて行ってもあまり意味はないだろう。
        http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-81467-4

        N月さんは最近ギターを始めたらしく、その流れでバンドに入り
        ボーカルを担当している。趣味のバンドかと思いきやどうやら
        プロを目指しているバンドに入ったらしく、それなりに活動を始めているらしい。
        こちらにいるときはそんな音楽関係には余り縁がなかったのだが
        ここにきて別なルートのチャンスが生まれるかもしれない。
        自分を顧みるとなんとも小さい枠で生きているのかと彼女から
        教えられた次第だ。

        そう、確かに
        いやなことを我慢して使う時間などないはずだ。


        本日の写真は空港からバスに乗って都心に向かう時に
        撮影した。夜のバスにはちょっと不似合いな白い帽子。
        幸い乗客が少なかったので好きなポジションに移動した。
        去年、お気に入りの帽子をどこかに置き忘れてしまい
        日頃、物をあまり失くさない人なので少しショックだった。
        そういえば子供のころ、母が編んでくれたセーターを河原に
        置き忘れてしまいショックだったことを思い出した。子供ながらに
        母親がせっせと編んでくれたものを忘れてきてしまったことが
        とても悲しく申し訳なかった。ふと、そんなことを思い出したのでした。

        この後、帽子の彼女が先に降りたのだがその際に
        横顔がちらっと見えた。

        この世には見なくていいものがあるということを
        思い出した。

         

        道を間違えたようですね

        2015.06.05 Friday

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          東京四日間、といっても実質三日間ではあるが普段は余り会えないような
          人と会って有意義な時間を過ごすことができた。そのひとつひとつを
          書いていくと大変なので、ちょっとショックだったお話をひとつ。
          東京在住のライターの方と話。彼は僕と同じ年齢なので世代ギャップも
          なく気を遣わず普通に話ができる。しかも「隠れさだファン」なのである。
          現代においてはそれほどバッシングを受けることもないがバブルの時代は
          「軽く、明るく」といった世の中だったので、さだまさしは「クライ」と評価され、
          ファンというだけで根暗と言われた時代。本当は好きなのに人に知られると嫌なので
          こっそり聞いていた人を「隠れさだ」と言う。その話はともかくとして、
          50歳の半ばの世間話といえば、当然、恋愛話のはずがなく話題の中心は
          健康や親の世話の話となる。その中で出てきた話に爆発的なショックを
          受けた。

          「今度、友達の娘が結婚するんだけど、そのことを友達はこの前聞いたらしい」
          「ん?どういう事?」
          「要するに、お父さんの知らない間に結婚が決まっていたということ」
          「それは、離婚しているとか、別居したりして家庭内事情が何かあるの?」
          「いや、普通の家庭だ」
          「家族でありながら、そんなことってあるわけがない!」
          「いや、事実なんだな〜」
          「。。。。」
          「そして、そのあと娘から言われた言葉が、お父さんも披露宴に来る?、だったらしい」

          日本はやはりどこかで道を間違えたかもしれない。

          本日の写真
          こちら出身であちらでタレントを目指して頑張っておるN月ちゃんを
          モデルにして撮影。雨が降っていやだな〜と思っていたが植物に雨のしずくが
          付いていて6月ならではの写真になった。このブログに載せている写真に
          人物が登場するのは久しぶり。風景などのイメージ写真もいいが人物を
          メインの写真もいいじゃないか、と思っています。

          この世でいちばん恐ろしい言葉

          2015.05.31 Sunday

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            初夏を思わせる爽やかな風、少し汗ばむ季節。
            一年で最も過ごしやすい季節。のんびり昼寝中心の生活を
            三日くらいやってみたいと思う季節。
            記事のタイトルとは裏腹な冒頭の書き出しですが、本文とは
            あまり関係ありません。

            先日、ショップのオーナーと世間話をしていた時の話。大体において
            オーナーの一番の悩みとしては売上や金銭的なものではない。では、
            何が一番なのかというと、それは「人」である。こればかりはコントロール
            不能なことであるからいつも悩みの種なのである。こればかりは
            一度オーナーになってみないとわからない類の悩み。もちろん
            立場が違うと考え方も変わるからどちらの言い分も正しいだろうが、
            お互いの正義を声高に叫びあってもなにも解決しない。言い分が
            食い違ったまま放置しておいたりすると当然、事態は悪化する。
            で、記事のタイトル「この世で一番恐ろしい言葉」が登場する。
            それはどんな言葉か、、、


            「ちょっと、話があるんですけれど。。。」


            言われた方は「ドキ!」とする。この言葉を聞いて
            「話?相談?俺って頼りにされているな〜」と能天気に
            考える人はまずいないだろう。嵐の前兆の言葉だ。
            うう、考えただけで背筋がぞわぞわするぞ。。。
            これは仕事関係だけでなくプライベートでも通用する
            恐ろしい言葉であろう。うわわわ、いろんなパターンを
            書いてみようかと思ったが想像するとそれが現実になりそうな
            気がするので省略!

            自分の周りの人からあの言葉を聞く。試しに好きな人からそう
            言われた、と想像してみて欲しい。ぞわ〜、とするはずだ。
            では、なぜ恐怖を覚えるのであろうか。
            それは、「思い当たること」があるから他ならない。

            一生懸命、まじめに、誠実に生きましょう。


            本日の写真は若葉の写真。
            本当に緑がきれいな時期ですね。山をみると
            いろんな緑色がぽつぽつと見えて新しい季節を
            感じることができます。そんな葉っぱを透かして見ると
            葉脈まではっきり見えて薄い皮膚を見ているような
            錯覚さえ覚えます。眩しいといって目を細めるのは
            日差しの強さだけではないような気がします。

            歌をつくろう

            2015.05.23 Saturday

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              CDを発売したのが2011年11月、あれから四年近くの年月が
              流れようとしている。まあ、その間沖縄で年に一回開いている
              音楽祭や前歌などの活動はあるが、細々とやっているという
              印象は否めない。それでも、お歌のレッスンにはこれもまた
              細々ではあるが続けている。教室には発表会という名の半ば
              飲み会みたいなイベントが年に2回ある。次回は9月らしいが
              一応、それに向けて練習をしているわけである。そんななか
              師匠から「曲を作って発表会でやりましょう〜」という提案を
              受けた。自慢ではないが人前でやれるオリジナル曲など片手くらい
              しかないのだ。しかも最も新しい曲が2年以上前に作ったものだから
              増えるわけがない。詩のモチーフは思いついたときに書き留めてはいるから
              それらを拾い集めていけば十分可能だと思われる。が、しかしだ。
              忙しい、余裕がない、という言い訳はだめだが敢えて言わせてもらうと
              単純に夜が眠い。。。通常、曲を作ろうとする時はだいたい家人が
              寝静まった深夜ということになる。そのあたりが盛り上がってくる
              ゴールデンタイムなのである。しかし、情けないことに夜も10時を
              過ぎてくると猛烈に眠気が襲ってくる。寝静まる時間を待つことなく
              あえなく撃沈となるわけだ。そんな生活だったらそりゃ曲なんか
              できませんよね。
              しかし、今回は来週の水曜日という時間を切られてしまったので
              ひ〜は〜言いながらちょっとずつ進んでいる。しかしながら
              「なんで、こうなるの???」と自分の本質を疑うような乙女チックな
              曲ができそう。
              ん〜、できたとしても公開するのをためらってしまうかもしれん!

              笑わないでね。。。


              さて、本日のお写真。二階から下に居る人たちを俯瞰で
              写してみた。体の向いている方向に何が行われているかは
              この写真ではわからないがそれはどうでもいい。下に居る人たちは
              前を向いている、が、上からそれを覗き込んでいる僕から見ると
              左を向いているわけである。たとえ同じものを見ていたとしても
              見る場所が違えば風景も方向も違う。目的は同じでも立場が
              違ったりすると争いになる。世の中の争い事はだいたいそんな
              感じかな、とも思う。

              解決策は一つではない、のであろう。
               

              気分転換

              2015.05.16 Saturday

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                なにかとストレスや不安を抱えてしまう毎日。それらにいつまでも
                捉われていても仕方ないのでさっさと気分転換する方法を考える。
                といっても別に定番があるわけではない。手っ取り早いのが集中できる
                読書だ。お気に入りの作家の文庫本を買い、むさぼり読む。だが、
                入りすぎてそれだけに集中してしまい、睡眠時間が削られてしまう
                というデメリットがあるから注意しないといけない。たまには
                違った気分転換をしようと思い、「アカスリ」をやってみることに
                した。十数年前にソウルでやったからそれ以来となる。当たり前だが
                全裸になって男性からゴシゴシやってもらったが、なんだかこう
                なんというかたとえ男性とはいえ、裸で体に触られるということが
                すごい違和感があったのを覚えている。で、今回はおそらく50前
                くらいの韓国人女性。おそらくというのはメガネをはずしているから
                見えないのだ。当たり前だが全裸になる。前は一応隠すが、前回のような
                羞恥心はまるでない。いやあ、大人になったなと思った次第だが、
                つまり、人生でいろんな刺激を受けてきているので、もうそんな事で
                気持ちがぶれることはないのである。ん〜、これって感覚を売る
                仕事をするものにとっては、ちょっとまずいかも、と思いながら
                その間も「ワシワシ、ゴシュ、ゴシュ」と全身洗濯は進んでいる。
                「おにいさん、肌が弱いね〜、私、力強いよ〜」
                確かに力強い。痛い。アカスリだから多少は仕方ないが、痛い。。
                「このタオル新しいから、痛いよ〜」
                そうなんだ、と思いつつ、ちょっと話しかけてみる。
                まあまあ、日本語が話せるかと思ったがよくあることで会話が成立しない。
                こちらが尋ねたことが合致しないのだ。
                「この仕事を始めてどれくらいですか?」と聞くと
                「やっぱり、5年10年やらないとだめだよ〜。上手になれないね」
                「そうですよね。。。」
                もう、この時点で会話は諦め適当に相槌をうつだけにした。
                丁寧に擦ってくれるのはいいのだが、体が骨ばっているので骨盤の角
                にひどく当たるのである。皮がむけて出血してしまうのではないかと
                心配になる。最後はスーパー雑な洗髪をして終了。
                「肌が白くなって、つるつるよ〜」
                「はい、お疲れ様」といって外に出て白くなったであろう肌を確認したら
                あまりの刺激の強さに、ぷつぷつと赤い斑点ができているではないか。。。
                うう、それから風呂に入ろうと思ったがひりひりして、入れたものではない。
                白くなった肌に赤いドットの斑点。。。

                きっと、もう十年はやらないだろうな〜、と思った気分転換でした。



                旅である。多くの人は旅に出てリフレッシュしたいと思っている人も多いと
                思います。ネット社会なので旅先の情報やお得なツアーなど、情報が多すぎて
                迷う。実際に行ってみて写真で見るのとぜんぜんイメージが違った、というのは
                よくあることですね。現代は本当に便利になったものでグーグルの
                ストリートビューなるものを使えば目的地の実際の素の風景を
                見ることができるのです。たとえば「この旅館は、雰囲気がよさそう〜」
                と思ってストリートビューで見てみると「実物とイメージが違いすぎるし
                風情がない街並み。。」ということが一目瞭然にわかってしまいます。
                便利なんだけど、なんか楽しみが半減したような気にもなります。
                やはり便利と幸せは両立しないのでしょう。

                健康道場顛末記 第四話

                2015.05.09 Saturday

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                  入所した当時は3名ほどの女性がいた。ふつう、宿泊施設で同じ目的で
                  利用しているのであればなにかと話をして過ごすものだが、そんな
                  雰囲気は一切なくただひたすら耐えてじっと時が過ぎるのを待っている
                  という感じなのである。初日はそんな雰囲気に慣れずに「もっと、
                  明るく元気にいきましょう〜」と思っていたが、何のことはない
                  翌日の夜あたりには同じ雰囲気を醸し出していた。当たり前である。
                  ろくに食事もせずにいるわけだからそんな元気が出るはずもなく
                  暗くなるのは当たり前だ。その時の女性は大体、ダイエット目的で
                  来ていたみたいだった。なかにはリピーター!もいたから、きっと
                  この人はMだろうな、と思う。ここの基本的な考え方は人間が持つ
                  自然治癒能力を最大限に生かしましょう、ということだ。通常、どこかが痛い
                  やらになるとだいたい病院へ赴き薬を貰う。つまり、そういった事が
                  人間の持っている能力で治そうとする力を奪っているらしい。薬は
                  あくまでも症状緩和をするだけで治してくれるわけではないのだ。最終的には
                  自分の力で完治しないといけないらしい。ふむふむ、なるほどですね。
                  そうして、ようやく四日目を迎え最後の回復食といわれる炊き込みご飯を
                  食べ、ようやく解放された。いや〜、本当にきつかったのよ〜〜〜。
                  帰りたかったのよ〜〜〜。禁酒禁煙はさほどでもなかったけれど、
                  「食べたい!」という欲求がこれほど自分に存在していたのかと驚いた。
                  帰った後、しばらくはショックから立ち直れず、あの呪文のようなカセット
                  テープの音や野菜スムージーが呪縛のように残っており調子が出なかったが
                  それでも以前から比べると雲泥の違いである。大きく変わったことは食べ残しが
                  なくなった。毎回の食事ではだいたい一口二口が食べられずに残していたのだが
                  現在はきれいに食べれるようになったのである。生活パターンは相変わらずさが
                  大きく変えたのが朝食をほとんど食べなくなった。一般的にはちゃんと食べましょう、
                  というのが通説だ。なぜ、食べたらいけないかというと内臓を休めるためそして
                  空腹の状態を作って体内にある余分なエネルギーを使いましょう、ということらしい。
                  ふむふむ、なるほど。後は、木の枕を使い板の上に寝ているだけである。おかげで
                  月に数回通っていた整体にも行かなくてよくなった。

                  本当に長くなりましたが以上が、健康道場の顛末でございました。体に
                  不調を抱えている、あなた!一度、体験されることを強くお勧めします。
                  でも、季節は選びましょうね。真冬の水風呂なんか辛いんだから〜。


                  親に感謝しなければいけないが、船酔いはしない体質だ。だから機会があれば
                  よく船に乗る。ゆったり感がいい。高速船は情緒がないからどうでもいい。
                  ゆっくりと港を離れ目的地へ向かう。ゆらりと揺られながら時間の流れを
                  感じながら移動する。お金は使わなくても十分ぜいたくだ。
                  ゆっくりと、どんぶらこ。。。。


                  さて、次のネタがない。。。

                  健康道場顛末記 第三話

                  2015.05.08 Friday

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                    普通においしかった野菜のスムージーがさすがに四回目になってくると
                    だんだん苦しくなってきた。おなかが空いた感じは余りしないけれど
                    とにかく受け付けなくなってくる。胃が重たいのである。食事を極端に
                    減らしているから胃袋も休憩しているにもかかわらず、胃が重い。
                    なぜ、どうして???いわゆる好転反応かと思いつつ過ごしていたが
                    納得がいかない。そういえば入所した時に水を一日二リットルを目安に
                    飲んでくださいと言われて置いてある水を一生懸命飲んでいた。微妙な
                    違和感があったが生水を飲むことが良い、と言われて暇さえあれば飲んだ。
                    同時にビタミンCを摂取することも必要なので柿茶も同じようにたくさん
                    飲んでください、とも言われてウグウグ言いながら飲んでいた。なんせ、絹の
                    胃袋と異名をとるシルキーストマックの持ち主である。そのあたりで胃の
                    調子を少し悪くしてしまったらしく、口の端が切れ始めた。むむむ、と
                    思ったが信じなければ何も動かないと思い飲んではいたが、とうとう
                    多少は胃に負担がかかる野菜スムージーが受け付けなくなってしまった。
                    その時は何も考えずに頑張った。。。が、二日めの夜くらいには、仮病を
                    使ってもう帰ろうか、仕事にトラブルがあって帰らないといけなくなった
                    と言って逃げ出そうと思ったが、そこは50を過ぎた大人であるからどうにか
                    踏ん張った。空いている時間は何をしようかと考えて、仕事のネタを持ってきては
                    いたがそんな気には到底なれず、板の布団でゴロゴロするか近くの図書館で
                    持ってきた本を読んで時間をやり過ごすしかなかった。街中にある施設
                    だから飲食店や食べ物を売っているお店はたくさんあり、特にあんこが好きな
                    ので近くにあった鯛焼きやにはたいそう心動かされたけれど、そこは50を
                    過ぎた大人なので踏ん張った。しかしながら体力がなくなってくるとあたりまえだが
                    気力もなくなってくる。ただただ、だらだらと時間をいかにして過ごすかが大きな
                    課題になってくる。自宅にあった小説を適当に持ってきた本がいけなかった。連続
                    殺人の暗い小説だった。ミステリーとしては面白いのだがなんせこのような
                    環境で読みには余りにも不適切であった。身も心も、もう〜、きつ〜いい、
                    だる〜い、何もやる気がおきません!!!こんな時は明るい青春小説を読むべきで
                    あったと今更ながらに思った。


                    次回は辛く苦しかった日々の成果をお伝えします。まっつ、たった四日間ですが。。。




                    今日の写真は歌です。
                    未だに音楽の世界から引退できずにしがみついているわけですが、曲がりなりにも
                    細々でも、たいした活動はしなくても、わかってくることが少しだけあります。若い頃は
                    勢いに任せて声を出しているだけでよかったけれど、こうして年齢を重ねてくると
                    「いったい何のために歌っているのか」わからなくなります。今更、メジャーを目指すという
                    欲望などあるはずもなく、自分の楽しみだけで歌っていても虚しいだけです。ひょっとして
                    今、歌っている自分の歌が誰かの心の励ましに少しでもなれたら、思うのはそれだけかも
                    しれません。歌の上手な人はたくさんいます。でも、心に響く歌を歌う人はたくさんは
                    いません。ユーミンは決して上手なシンガーではありません。(技術的な話で、不遜に聞こえましたらすいません)
                    でも心に響きます。自分に酔いしれている歌い手を聞いていると2曲目には
                    席を立ちたくなります。たとえ一人のためでもいい、「あなたのために」歌いたいと
                    思うのです。


                    いつも読んでいただいてありがとうございます。

                     

                    健康道場顛末記 第二話

                    2015.05.04 Monday

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                      さて、お次は問題の食事である。断食をする場合はいきなり実行するわけではなく
                      準備食から始まり本断食になりその後回復食という流れらしい。4日間では
                      断食はできないらしいので準備食三日、最後の一食だけ回復食になります、という
                      ことらしい。さて、基本的にメニューはすべて同じ。野菜をすりつぶした
                      スムージー状態のジュースと国産オートーミール各一杯、それが一日2食。
                      いくら小食とはいえ、明らかにエネルギーになるものがない。。。。
                      さて、問題はまだある。布団である。自由時間はそこそこあるから部屋で
                      ごろごろすることもあるのだが、これがぜんぜん寛げない布団なのである。
                      なぜかというと、敷き布団がコンパネ、つまり板!。その上に厚めのシーツを
                      被せているだけなのだ。おまけに枕が半円柱の木!固い布団に固い枕!
                      さすがに寛げない。はたしてちゃんと睡眠につけるか、それが大きな問題
                      となった。当然、禁酒禁煙だから睡眠導入としてのお酒は使えないし、寒いし
                      、ただ湯たんぽが支給されるのでそれだけが頼りになるようだ。
                      さて、まだまだ問題があった。朝と夕方に着衣と裸を繰り返す行事?があるのである。
                      要は素肌を自然の風に晒して皮膚を活性化させましょうということらしい。
                      で、裸になったときは窓を全開せねばならぬと言う。繰り返し言うが一月
                      なのである。裸になるだけでも寒いのにその上窓まで開けるとは、なんという
                      荒行なのだ。ちょっと大げさではあるが日頃ぬくぬくすることを第一優先に
                      生活をしているので十分に荒行なのだ。着衣と脱衣を30分間何回も繰り返すので
                      あるがタイムカウントは廊下からカセットテープで流れてくる。その声は
                      考案者が自分で吹き込んでいるらしく、合間に健康の話が盛り込まれておりそれを
                      毎回聞くことになる。別に音質などどうでもいいことではあるが、とにかく音が
                      古いので寒さと哀愁が三倍増しになるのである。着替える合図が体育の授業のような
                      「ピッツ!」というような背筋が伸びるようなキリリとしたものだったら、やる気が
                      まだ出るのだが、和笛の「ぴ〜ひゃらら」的な腰砕け満載の音、そうそうオープニングの
                      曲が村田秀雄の「王将」インストだった。だいたい想像できました???
                      せつない、暗い、寒い、きつい、の四日間はまだ始まったばかりなのであった〜〜〜〜。

                      そして、また続く。。。

                      昨日は雨模様でしたが今日はすがすがしい天気でした。
                      空を見上げると平行に走る三本の飛行機雲。めずらしい風景に出合いました。
                      空と雲をゆっくり眺める時間と余裕がない大人になってしまったけれど
                      心の中には忘れられない青い風景があります。天気の好い過ごしやすい時に
                      仰向けに寝そべって空を見上げてみましょう。

                      空は高い。